先日のNHKマイルカップは最低人気ながら3着に激走したカワキタレブリーに驚かされ土曜日の未勝利戦でも13頭立ての最低人気馬が断然人気馬にクビ差の2着まで迫ったのを見て改めて競馬に絶対はないと思い知らされました。
今週行われるヴィクトリアマイルも荒れることが多いので過去に10番人気以下で馬券になった馬のデータを掘り下げていこうと思います。
10番人気以下で馬券になった馬
2021年
4枠8番ランブリングアレー 10番人気2着
父ディープインパクト母父シンボリクリスエス
前走中山牝馬S(芝1800m)1着
2019年
2枠3番クロコスミア 11番人気3着
父ステイゴールド母父ボストンハーバー
前走阪神牝馬S(芝1600m)5着
4走前エリザベス女王杯(芝2200m)2着
2017年
5枠10番デンコウアンジュ 11番人気2着
父メイショウサムソン母父マリエンバード
前走福島牝馬S(芝1800m)4着
2015年
4枠7番ケイアイエレガント 12番人気2着
父キングカメハメハ母父A.P.Indy.
前走京都牝馬S(芝1600m)1着
5走前福島牝馬S(芝1800m)1着
8枠18番ミナレット 18番人気3着
父スズカマンボ母父ウォーニング
前走福島牝馬S(芝1800m)5着
2014年
7枠14番ヴィルシーナ 11番人気1着
父ディープインパクト母父Machiavellian
前走阪神牝馬S(芝1400m)11着
前年のヴィクトリアマイル1着
2013年
4枠8番ホエールキャプチャ 12番人気2着
父クロフネ母父サンデーサイレンス
前走阪神牝馬S(芝1400m)14着
前年のヴィクトリアマイル1着
馬番は偶数に注目
10番人気以下で馬券になった7頭中5頭が偶数枠での好走でした、偶数枠はゲート後入れになるのでスタートまで待たされる時間が短くなり若干ですが好走率・回収率とも有利になります。牝馬は繊細なのでこの差が大きく出る可能性があるので過去10年の10番人気以下の馬を偶数・奇数に分けて調べてみました。
偶数枠
1-3-1-35
複勝率12%
複勝回収率316%
(ミナレットの85倍を除くと回収率106%)
奇数枠
0-1-1-44
複勝率4%
複勝回収率36%
サンプルは少ないですが約3倍の差が出てるので偶数枠に入った穴馬に注目したいと思います。
血統は欧州型に注目
黄色のアンダーライン部分は欧州型血統で父・母父のいずれか欧州型の馬が7頭中5頭該当し2019年のクロコスミアは父ステイゴールドで欧州指向の強いサンデー系にも注目。
2015~2016年は短距離で活躍したフジキセキ産駒のストレイトガールが連覇したが10番人気以下になると基本的に能力が足りない馬が多く、また近年は特にスピードよりもスタミナが必要な馬場傾向が続いてるのでサンデー系ならディープ×欧州型やステイゴールド・ハーツクライなど中距離指向の強い馬を狙いたいです。
前走は〇〇牝馬Sに注目
大穴で好走した馬の前走は7頭全て(中山・福島・京都・阪神)牝馬ステークスからのローテーションでヴィルシーナとホエールキャプチャ以外は5着以内に好走していました、近年の傾向通りスタミナ馬場になるなら1800m以上の古馬混合重賞で好走している馬を狙いたい。
またデンコウアンジュは同コースのアルテミスSを勝っていてヴィルシーナ・ホエールキャプチャなどリピーターが多いことから東京芝1600mの重賞好走実績を持つ馬にも注目。
まとめ
10番人気以下の大穴を狙うなら偶数馬番・欧州血統(ステイゴールド系)・芝1800m以上の古馬混合重賞や東京芝1600mの重賞好走実績馬に該当する馬に注目する。
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